Godot 4.3 について思うこと

Godotのアイコン Godot

ついにGodotについて書き始める時が来ました。
仕事と育児の合間を縫って、3日ほど前からちょこちょこと触っています。

まだ何かゲームを作り始めるまでには至っていませんが、インターネット上に転がっているチュートリアルはいくつかやりました。

そこで、これまでUnityを使いまくってきた私が、Godotをさわり始めたタイミングで感じた、所感を書き残しておこうと思います。

最初に結論——Godot、めちゃくちゃいいじゃん!

いやもうこれ最高ですよ。
Unityにはもう戻りたくなくなるぐらい良いエンジンです。
というか、自分の用途にぴったりマッチした、小気味よいサイズのエンジン、というべきでしょうか。
残念ながら(?)、諸般の事情でお仕事では引き続きUnityを使わざるを得ないのですが、新規プロジェクトを本格的に立ち上げる際には、めちゃくちゃGodotを推すと思います。

じゃあ実際、どんなところが良いと感じたのか——
以下に、記していきますね。

Editorが軽い!

これマジで一番大事です。

とにかくプレイボタンを押してからゲームが立ち上がるまでの時間が爆速!

PDCAのサイクルをストレスなくこなせることはとんでもなくありがたいことです。
実際使ってみると、本当にもうUnityには戻りたくなくなるぐらい、心地よい使用感です。

Godot、最高!

なんといっても完全無料!(寄付制!)

これも超大事です。

Godotは(今の所)完全に無料で開発〜リリースまでできちゃいます。
リリース後に、収益から数%が利用料としてとられる、なんてことももちろんありません!
Godotを使って開発されたゲームタイトルから得た収益は、完全にあなたのものになるんです。

これで万一(?)、リリース後に思わぬ超ヒットを飛ばしても、慌てふためく必要はありませんね。

いやー、ほんと、すごい時代になりましたよね。
VisualBasicとかVisualC++を、パソコンにインストールするだけでウン万円もお金を取られていた頃と比べると、隔世の感があります。(いつの平成じゃ)

Godotを開発された方がいらっしゃるというアルゼンチンの方向には足を向けて寝られませんね。

Godot、最高!

GDScript、いい感じ!

GameEngineのEditor内に、スクリプトエディターが内包されているのはとてもありがたいですね。

いちいちアプリを切り替えなくても、シームレスにコード編集に入れるというのは、なかなか得がたい体験です。

さらにGDScriptがいいのは、GodotEditorとの緊密な連携があることですね。
例えばコード上で、あるリソースのアドレスを取得したいとき、以下のような感じになるんです。

途中まで打ち込むと、さながら気の利いたバーテンダーのごとく、「あんたが欲しいのはこれかい?」って感じでささっと候補となるアドレスの一覧を表示してくれるんですよね。

こういうとき、例えばUnityではいちいち「どんなAPI使ってアドレスを取得するのか」とか「その返り値は絶対アドレスか、相対アドレスか」とかを考える必要があって、慣れてはいても実装に時間がかかったりするんですよね。Addressablesにしても同様です。どんなアドレスルールでつけてたっけ?と、いちいち思い出さないといけない。
自分はそれがいやなので、リソースアドレスに名前をつけてEnumを介してアクセスしたりとか、過去に色々試行錯誤してきたのですが、Godotでは最初からそんな悩みは存在しません。

他にもかゆいところに手が届く、細かな機能がたくさんあります。

本当に、ゲーム開発(とくにゲームのロジック部分)に注力できるようになっていると感じます。

些細なことのように感じますが、こういう「ちょっとした気の利いた動作」が多くあるからこそ、触っていて心地いいと感じるんだろうなと思います。

Godot、最高!

Youtubeで検索するとたくさんチュートリアルがひっかかる!

私、最近すっかり本を読むのが遅くなってしまいまして。
ちょっとした勉強は、もっぱらUdemyやYoutubeなどで、適当に検索して済ませてしまうことが多いんですが。

なんとGodotは、そのどちらにもたくさんの動画が上がっています。

下手したら、最近のUnityのコミュニティよりも盛んなんじゃないかっていうぐらい、どの動画も盛況ですね。
数万再生されてるものも珍しくありません。

ゲームエンジンのチュートリアル系の動画で、数万再生って、けっこうとんでもない数字ですよ。
それだけ人気のあるコンテンツですから、音声は英語のものが多いとは言え、内容はしっかりしてます。

つまりGodotなら、初心者が中級者になるのも無料の教材だけで達成できると思います。

Godot、最高!

……とまあ、ほめちぎってはきましたが。

まーまだ実際にゲームを作り始めたわけじゃないから、細かいところではUnityの方がよかったなーと感じることも出てくるかも知れませんね。

けどね。なんといってもGodotはまだまだこれから伸びるエンジンなんですよね。
UnityもVersion4から5に上がったときに、プロダクトに採用するゲーム会社が増えたじゃないですか。
Godot4の進化がこのまま続けば、いずれその頃のUnityのように、どんどん大手の採用タイトルが増えていくだろう、と勝手に確信しました。
(現に、あの Slay the Spire も 2ではGodotを採用するらしいですし)

つまりGodotを今からいじっておけば、いずれ主流になる(かも知れない)ゲームエンジンについて、周囲の誰よりも詳しくなれる可能性はまだ高いってことです。

それってなんだかすごくワクワクしませんか?
未開の地(ってほどじゃないけど)に足を踏み入れる感覚です。

そういうふうに、触っていてワクワクすることって、ゲームエンジンにとってけっこう重要なポイントだと思うんですよね。

私が何を言いたいかって?

そんなのわかり切ってるでしょう。

Godot、最高!

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